2021/10/21

屋上防水エアーコントロール工法(防水層内を換気する工法)

 日本防水工法開発協議会は、屋上防水エアーコントロール(AC工法)を推奨しています。

防水被膜を施した屋上の防水層内は、外気の影響を受け、熱、水分、その他が滞留し、いわゆる蒸れた状態です。その結果、コンクリートや木下地が劣化します。その進行は漏水が起きて初めて分かるのが現状です。これを防ぐには、防水層内に空気を送り、換気することが唯一の解決方法です。

AC工法の特徴

1.防水層内を換気し、熱と水分を排出する。

2.コンクリート下地に伝わる温度は、夏20℃下がる。冬8℃上がる。湿度も下がる。

3.エアコンの設定温度は1~2℃下げられるので、電気料金は10~20%削減できる。

4.断熱材への水分移行が少ないので、性能が維持できる。

5.躯体の健全化が維持され、建物の長寿命化が図れる。

仕組み

防水層内に通気層を設け、吸気筒から外気を吸入し、太陽電池電源換気ファン付き脱気筒から熱と水分を排出する仕組み。
























販売実績
180物件、10万㎡。

従来工法

自然換気型脱気筒は、防水層の膨れ、変形を防止するために設置するが、防水層内に滞留した熱、水分等を排出する機能はない。







*AC工法と従来工法を比較され、ご検討下さい。

日本防水工法開発協議会事務局 開発担当 渡辺 秀記